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2024年5月20日(月) 18:30~19:25
<時代劇>『鬼平犯科帳 第4シリーズ』
2024年5月20日(月) 18:30~19:25
第14回「女密偵・女賊」
毎週(月) 18:30~19:25
長谷川平蔵(中村吉右衛門)の密偵・おまさ(梶芽衣子)は、ある茶店で昔なじみの女賊・お糸(岡まゆみ)と出会う。久しぶりの再会につもる話を、と誘うおまさだが、お糸は「待ち人がいる」と断る。茶店の主人によると、もう二日も待ち続けているという。
おまさの報告を受けた平蔵は、「それは色事だ」という。そして、恋に悩む女を慰めるには、うまいものを食べさせることだと言って、役宅の料理名人・村松忠之進(沼田爆)をおまさにつける。平蔵のはからいで、おまさはお糸を平蔵の知り合いのお熊婆さん(五月晴子)の茶店に連れて行く。そこで、村松が作る煮物はまさにお袋の味。それを食べたお糸の心はやっとなごみ、おまさに悩みを告白する。
恋の相手は若い盗賊の押切の駒太郎(朝日完記)。駒太郎は数日前、鳥浜の岩吉(浜田晃)の配下として絹問屋に盗みに入った。だが、平気で人を殺す岩吉の急ぎ働きぶりに嫌気がさし、これを最後に岩吉と縁を切ろうと思っていた。そして、お糸と一緒になり、二人だけで盗みをしようと約束していた。しかし、いくら待っても駒太郎は約束の店に姿を現さなかった。岩吉一味は絹問屋から八百両も奪ったうえ、店の者を三人も殺した。駒太郎はそれを批判したために、岩吉の用心棒に無惨に斬り殺されていたのだ。お糸も平蔵もそのことは知らない…。
- <出演者>
- 長谷川平蔵:中村吉右衛門
- 山田市太郎:辻政宏
- 村松忠之進:沼田爆
- 松永弥四郎:宮川不二夫
- 竹内孫四郎:中村吉三郎
- 山崎国之進:中村吉次
- おまさ:梶芽衣子
- 粂八:蟹江敬三
- お糸:岡まゆみ
- 沢田小平次:真田健一郎
- 佐沼の久七:小林昭二
- お熊婆さん:五月晴子
- ナレーター:中西龍
- ほか
- <スタッフ>
- 原作:池波正太郎(文芸春秋刊)
- 企画:市川久夫 鈴木哲夫
- プロデューサー:能村庸一 佐生哲雄
- 音楽:津島利章
- 脚本:野上龍雄
- 監督:高瀬昌弘
- 制作:フジテレビ 松竹株式会社
- 制作協力:京都映画株式会社
中村吉右衛門の当たり役として、平成元年から平成10年までの10年間で133本放送し好評を得てきた『鬼平犯科帳』。今回は第4シリーズをお届けする。
いつの世にも悪は絶えない…。徳川幕府は火付盗賊改方という特別警察を設けていた。凶悪な賊の群れを容赦なく取り締まる為である。独自の機動性を与えられたこの火付盗賊改方の長官こそ長谷川平蔵。人呼んで鬼の平蔵である。その平蔵の活躍を描いた人気時代劇!(全18話)